ささっと 決算

【2020年1月 ささっと決算】Roku ロク、Pinterest ピンタレスト

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【2020年1月 ささっと決算】Roku ロク、Pinterest ピンタレスト

今回の対象企業:Roku ロク、Pinterest ピンタレスト

Earning Callを片っ端から力技で確認。

◆Roku ロク

概況

  • 収益は、前年比52%増加
    • プラットフォーム収益は、前年比71%増
    • プレイヤー収益は、前年比22%増
  • 売上高総利益は、前年比49%増
  •  2019年にアクティブアカウントが980万増加。(3,690万に到達)
  • ストリーミング時間は、前年比で163億時間増加。(403億時間に到達)
  • datauxを買収。
  • FOXと契約。

地域別の状況

  • 米国で販売されるスマートテレビの約3分の1がRokuテレビ。(Rokuはテレビ用のオペレーティングシステムをTCL、Element、Hisense、Hitachi、JVC、RCA、Philips、SanyoSharp、Magnavoxへ提供。)
  • カナダでは市場シェアは4分の1を占める。The Roku Channelはトップ5に入っている。
  • メキシコでRoku TVを販売する9つのブランドを追加。
  • ブラジルでRoku TVを発売。

新型コロナウィルス

これまでのところ、軽微な影響しかないが、深刻化した場合は、製造・サプライチェーンに問題が発生するかもしれない。

課金と広告収入について

  • マーケットを拡大するためにSVODとAVODの両面が重要だと考えている。
  • SVOD(Subscription Video On Demand)Netflix,Hulu,Disney+等がとっている月額課金方式
  • AVOD(Advertising Video On Demand)TVやYouTubeが主流とする広告を収益源とする方式。
  • AVODはSVODより早く成長している。
  • Rokuユーザの70%がAVODを視聴している。
  • ユーザ毎のエンゲージメントが増加しており、AVODとSVODのシェアの奪い合いではなく、両方が伸びる市場と見ている。

(まとめ)

RokuはテレビにUSBを差し込むことで、ストリーミングテレビのコンテンツが見れるようになるサービスだと思っていたが、それだけではなく、テレビにビルドイン(組込)して提供されるモデルもあることを知った。

Netflixは、テレビのリモコンにNetflixのボタンを追加する事で、普及を図ったという。

(これは費用対効果が良い投資だったと評価されていたりする。)

一方で、RokuはテレビのOS(オペレーティングシステム)まで入り込んで、普及を図っている。テレビを買った段階で、既にRokuがテレビに組み込まれているという事だ。競合他社も同様の戦略をとってたりもするが、米国で販売されるスマートテレビの3分の1までシェアを拡大していることや、売上の成長率を考慮すると、この作戦は功を奏しているように見える。

AVODとSVODを比較して、どちらのモデルが成長するのか?どちらが収益性が高いのか?と考えたりもするが、Rokuの場合、AVODが伸びれば、広告収入が増えるし、SVODへ誘導できる顧客も拡大するという絶妙のポジションにいるように思われる。

(おまけ)

ROKUは日本語の6に由来している。
創業者の6番目の会社という意味らしい。

◆Pinterest ピンタレスト

タイムラインに好みの画像・動画を表示するSNSのサービス。

自分の好みの画像、動画をピンに止める(コンテンツをタグでまとめる or カテゴリ分けしてフォルダに入れるような操作)ことで、タイムラインに自分好みの画像・動画を表示されるサービス。

概況

  • 収益は、前年比46%増加
    • 米国は36%増加、国外は202%増加。
    • 米国は88%、国外は12%の割合。
  • 月間アクティブユーザは26%増加
    • 米国は8%増加。国外は35%増加。
  • ユーザ毎の平均売上は15%増加
    • 米国は$4で26%増加。国外は$0.21で122%増加。)
  • 株式上場後としては非GAAPで初めて黒字化

4つの戦略

  • 刺激的なコンテンツのホームである事を目指す。
  • 中規模の国際的な広告主向けのビジネスを拡大する。
  • 人々の生活に密着したユースケースで価値が評価されることに注力する。
  • 買い物をしやすくする事で、インスピレーションの現実化を支援する。

3つの方法で実現

  • 検索および推奨の機械学習アルゴリズムの強化。
  • コンテンツの質の向上に努める。(安全でないコンテンツの排除することに投資。)
  • 創造的なフォーマットの革新。
    • 動画ピンナップで動画視聴回数を6倍に増加。
    • ARでメイクアップを仮想的に試せる機能をリリース。

個々の状況について

  • メイクアップのチュートリアル、レシピの作り方、エクササイズルーチンなどのユースケースを考えた場合、画像よりビデオが選好される。画像よりはコストがかかるが、多額の投資したいと考えている。
  • システム内の在庫を増やすと関連性の高い製品を人々に示すことができる。Q4だけでもカタログが70%増加したことを喜んでいる。
  • 「特定のブランド名や非常に長いクエリで検索することが多い検索エンジン」とは異なり、「リビングルームのアイデア、ファッションの秋、休暇計画などのピンが付いたテーマの画像・動画」から製品へ導かれる。この価値提案の仕組みは、長期的には、差別化されていると考える。
  • 他の広告プラットフォームでは、サードパーティのCookieがなくなる逆風があるが、Pinterestでは、サイト内の行動でターゲティングの情報は取得できるため、影響は軽微と思われる。

(まとめ)

ピンタレストは、質を向上するために、悪質な情報の排除に投資している。(Twitterも不正なアカウントを排除して質の向上に努めていたりする。)

確かに、質の悪いSNS上で得た情報を参考にして、物を買おうとはしないだろう。

人を集めるために、際どい情報を流していると集客はできるかもしれないが、信頼を失い、購買には結びつかなくなるのだろう。

ピンタレストに、最近、動画が流れてきているのは知っていたが、やはり動画は人の興味・注意を惹くのには効果的なようだ。

TwitterやInstagramは人をフォローする事で、人を中心として情報を取得する仕組みであるのに対して、Pinterestは画像・動画のコンテンツを中心として情報を取得する仕組みである。

情報収集の際に、TwitterやInstagramではフォローした発信者の意思が大きく反映されるのに対し、Pinterestは情報の受け手側の意思が占める割合が大きい点が新しい。また、情報の広がり方も少し違った広がり方をする点が新しい

(おまけ)

ピンタレストのアプリをダウンロードして、たまに使ったりしているのだけど、タイムラインにモフモフの動物(と綺麗な女性)が流れてくるので、癒しになります。

たまにキッチン周りの便利グッズの動画(動く画像?)が流れてくるのだけど、すごく便利そうで欲しくなったりします。

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