【ぱぱっと 銘柄紹介 】日米航空株(DAL,AAL,LUV,UAL,JAL,ANA)
日米の航空株の財務諸表ってどうなっているのか?
どの企業が優秀なのか比較してみようと思う。
ぱぱっと銘柄を紹介します。
では財務諸表を見ていこう。
◆デルタ航空 10年分の財務諸表
- PL
- 売上:増加。
- 利益:横這い。
- 利益率:10.14%
- ROIC:15.91%
- BS
- 取り立てて問題はない。
- 効率性
- CCC:0.45日。
- 配当性向
- 44.6%
- 自社株買い
- 20.5%
◆アメリカン航空 10年分の財務諸表
- PL
- 売上:横這い微増。
- 利益:横這い。
- 利益率:3.68%
- ROIC:0%
- BS
- 債務超過
- 効率性
- CCC:11.4日。
- 配当性向
- 11.3%
- 自社株買い
- 株数増加から最近は減少中。
◆サウスウェスト航空 10年分の財務諸表
- PL
- 売上:増加。
- 利益:横這い。
- 利益率:10.14%
- ROIC:15.91%
- BS
- 結構安定している。取り立てて問題はなさそう。
- 効率性
- CCC:18.15日。
- 配当性向
- 15.2%
- 自社株買い
- 27.8%
◆ユナイテッド航空 10年分の財務諸表
- PL
- 売上:微増。
- 利益:横這い。
- 利益率:6.96%
- ROIC:12.00%
- BS
- 取り立てて問題はなさそう。
- 効率性
- CCC:-6.4日。
- 配当性向
- 0%
- 自社株買い
- 増加して減少中。
◆JAL 10年分の財務諸表
- PL
- 売上:横這い。
- 利益:横這い。
- 利益率:3.78%
- ROIC:4.08%
- BS
- 取り立てて問題はなさそう。
- 効率性
- CCC:-20.25日。
- 配当性向
- 31.6%
- 自社株買い
- 急激に減少してから、横這い。
◆ANA 10年分の財務諸表
- PL
- 売上:微増。横這い。
- 利益:横這い。
- 利益率:1.4%
- ROIC:1.65%
- BS
- 取り立てて問題はなさそう。
- 効率性
- CCC:-6.45日。
- 配当性向
- 0%
- 自社株買い
- 株数増加して最近は減少。
まとめ
コロナ前の財務比較としてアメリカ企業は2019年12月期、日本企業は2019年3月期を抜粋して比較すると下記の通り。
利益率は
サウス 10.26%、デルタ 10.14%、JAL 10.14%
ユナイテッド 6.96% ANA 5.38% アメリカン航空 赤字
ROEは
デルタ 32.82%、ユナイテッド 27.96%、サウス 23.37%、
JAL 13.55% ANA 10.61% アメリカン航空 赤字
ROICは
サウス 16.95%、デルタ 15.91%、ユナイテッド 12%
JAL 12.08% ANA 6.27% アメリカン航空 赤字
まとめ
自社株買いで株主に還元している米国企業のROEは高くなっている。投資対象としては、デルタか、サウスウェストかユナイテッドのような米国株の方が投資妙味がある様に思われる。
※10年でデルタは22.5%、サウスウェスト27.8%の自社株買いをしている。
更に、売上の安定した増加や、負債の少なさを加味すると、サウスウェスト航空の安定性が魅力的に見える。
コロナからの回復局面では国内線が先に回復すると思われるので、国内線の割合が高いサウスウェストは、その観点からも良いかもしれない。
(既にタイミングは遅いかもしれませんが…)
おまけ
ANAを救済するためにJALと統合するみたいな噂で、
統合後の名前がJAL+ANAなら良いけど
統合後の名前がANA+JALだと一歩間違えると酷い名前になるという話があった。
離陸するより着陸しそうだ。というか着陸する場所でもないか…
ひどいオチになりましたが、何かの参考になれば幸いです。
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