株式投資・雑記

長期投資家、トレーダー、仕手筋(WSB)の視点

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今回の「ぼろ株を舞台にしたヘッジファンドと仕手筋(WSB)との攻防」に対して、好意的・擁護的な見解を示す人と、非難する人・違和感を覚える人がいたように思われる。

なぜ、そのように意見が異なるのかというと、その人の投資に対する考え方やスタンスに違いがあり、見ているものに違いがある様に思われる。

個人的な見解として、それぞれの視点を整理して見た。

長期投資家、トレーダー、仕手筋(WSB)の視点

長期投資家、トレーダー、仕手筋(WSB)が見ている視点は違う。

投資対象の企業とは何か?という考え方について、
それぞれの観点は、次の様になっているように思われる。

  • 長期投資家は、企業とは経済活動によって富を生み出す「富の源泉」と考えている。
  • 仕手筋は、企業とは株取引をする「戦場(リング)」と捕らえている。
  • トレーダーの視点は両者の中間か、少し仕手筋よりぐらいだろうか?

こういう視点であるから、当然の結果として、仕手筋の人達は、株取引は「ゼロサムゲーム」だと捉えるし、長期投資家は「プラスサムゲーム」だと捉えている。

「ゼロサムゲーム」では、人の半歩先を行く必要があるので、常にアンテナを高くして、トレンドや過熱感をみながら短期的な売買をする事が求められる。ゼロサムゲームの戦場と捉えているので、株をショートすることにも躊躇いが無い。

一方で、「プラスサムゲーム」では、経済活動によって富を生み出すことを期待しているので、当然のことながら投資スパンも長くなる。

外から見れば、株取引という同じ土俵に乗っているように見えるけれど、実際は、それぞれが見ているものが違うのだと思う。

どちらが正しいという訳ではなく、見ているものが違うので、評価基準も違えば、投資スパンも投資手法も違うのだ。

こう言った事を理解していると、それぞれの見解の違いが理解しやすいように思われる。

例えば、今回の「ぼろ株を舞台にしたヘッジファンドと仕手筋(WSB)との攻防」に対して、

比較的近い評価基準を持つトレーダーからは、擁護的な見解が多かったように思われる。一方で、長期投資家の視点からすれば、今の状況に違和感を覚えているや、呆れる声が多かったように思われる。

参考として、先ほどの図を使って、もう少し説明してみよう。

投資の「評価基準」と「重視するポイント」

投資の「評価基準」と「重視するポイント」

  • 企業を「富の源泉」と考えている長期投資家は、RERやROEやEPSといった利益の成長に注目し、成長のストーリの確実性を重視する。
  • みんなから買われる銘柄は何かと考えるトレーダーは、出来高を見ながら話題になりそうなテーマ株や好業績によって魅力が増しそうな株に注目する。
  • 仕手筋は、値上がりのポテンシャルを重視し、時価総額の小ささや、浮動株比率の大きさショート比率の大きさに注目し、話題性を作ってみんなに買わせるストーリーを作る。

こういった同じ土俵で違うルールのゲームが行われているという事を理解をしていないと、

ゼロサムゲームの短期銘柄に対して長期投資をしてしまったり、過熱感がある銘柄に遅れて参戦してしまう事になる様に思われる。

まとめ

今回は、表に分割して分かり易く整理してみたが、実際にはこれらの要素が混在していて混沌としていたりするし、長期投資の銘柄が短期的には過熱感があって値下がりしたり、短期トレードの銘柄だと思っていたものが、更に値上がりして実際は長期投資銘柄とすべきだったという事もあるだろう。

ただ、近くで違うモノサシで取引をしている人達がいるという事を知っているだけでも、大きく失敗する可能性が少しは減るのではないかと思う。

個人的な見解ですが、何かの参考になれば幸いです。

おまけ いまの状況をあらわすと…

私は、基本的には長期投資をしたいと思っているので、今回のヘッジファンドとWSBの攻防は興味深いけど、他でやって欲しいなぁというような感想を持ちながら遠くからプロレスを眺めていたのだけど、そうしているうちに、いつの間にか場外乱闘にもつれ込み、巻き込まれてしまった。挙句の果てには、両者が元気玉を使うものだから、こちらの元気まで無くなってしまった。

好決算を発表したGAFAが見直されて株価が上がるかと思われた矢先に、今回の出来事で相場荒れてしまった。ある程度、読みは当たっていたのに、結果的には非常に残念な状態になってしまった。

教室で、出木杉君(GAFA)が休み時間に予習をしていたら、プロレスに巻き込まれて椅子から転げ落ちたような状況である。

秋の収穫期に稲を刈っていたら、遊牧民族が北から攻めてきたような青天の霹靂である。

越冬するために集めていたどんぐりが取り上げられてしまって、あたりをキョロキョロみまわしているような状態である。

そんなこんなで、またどんぐりをあつめることになるのだけど、

いまの局面って、GAFAが割安感から見直されるのか、それとも見放されるのか、「GAFAに対する市場の評価の見極め」が重要な局面になっているように思われる。

この見極めが、短期的なリターンの明暗を分けるような気がしている。

なんとなくだけど…

何かの参考になれば幸いです。
落ちているどんぐりを見つけたら教えてください。

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