株価を取得する方法 3選
簡単に株価を取得する下記の3つの方法について説明。
- Googleスプレッドシートで株価を取得(携帯でも可能)
- Excelで株価を取得(Windows)
- Numbersで株価を取得(Mac)
注:ExcelはMicrosoft 365を想定。

株価を取得する3つの方法について、解説する。
持っているパソコンの種類によって、Windowsは、Excelを選択し、Macは、Numbersを選択することになるが、GoogleスプレッドシートであればOSに依存せずに利用できる。ちょっと操作に難があるが携帯電話でも利用可能である。
更にGoogleスプレッドシートの場合、Google Apps Script(GAS)と連携させることで、定期的にメールで情報を送ることも可能になる。(Googleのクラウド上で動作するのでPCが電源OFFでも動きます。)
例:ポートフォリオをメールで送付した時のイメージ

記事では、3種類の株価取得方法を記載したので、
要望に合わせて使い慣れた、ExcelやNumbersで株価を取得したり、新しくGoogleスプレッドシートで株価を取得する時の参考にしてください。
Googleスプレッドシートで株価を取得
1.Googleスプレッドシートの起動

上記のようにGoogleスプレッドを起動する。
もしくは、リンクから起動する。
2.新しいスプレッドシートを作成

上記の「空白」を選択し、新しいスプレッドシートを作成する。
3.株価を取得

取得したい銘柄のティッカーシンボルを1列目に記入。
2列目に下記のようにGOOGLFINANCE関数を使用して、1列目を参照。
補足 ポートフォリオ作成(Googleスプレッドシート版)
(補足)ポートフォリオは、下記のように、「株価」と「保有株数」を掛け合わせ、「グラフ化したい列を選択(A,D)」「挿入」「グラフ」「グラフの種類:円グラフ」を選択すれば、パイチャートで表示することもできる。

下記のようにチャートが表示される。

他にも、GOOGLFINANCE関数では、次のような値も取得できる。
GOOGLEFINANCE関数で取得できる値の例。
“price” – リアルタイムの見積価格。最大 20 分まで遅延する場合があります。
“priceopen” – 当日の始値。
“high” – 当日の高値。
“low” – 当日の安値。
“volume” – 当日の取引量。
“marketcap” – 株式の時価総額。
“tradetime” – 最終取引の時刻。
“datadelay” – リアルタイム データの遅延度。
“volumeavg” – 1 日の平均取引量。
“pe” – 株価収益率。
“eps” – 1 株当たりの収益。
“high52” – 52 週高値。
“low52” – 52 週安値。
“change” – 前取引日の終値からの株価の変動。
“beta” – ベータ値。
“changepct” – 前取引日の終値からの株価の変動率。
“closeyest” – 前日の終値。
“shares” – 発行済み株式数。
“currency” – 証券の販売通貨。通貨には取引可能な期間の設定がないため、この引数に対しては open、low、high、volume が返されません。
取得できる情報の詳細(リンク)
Excelで株価を取得(Windows)
1.「ティッカー入力」と「株価データ変換」

1列目に対象銘柄のティッカーを入力し選択、「データ」タブから「株式(英語)」を選択。
2.「ティッカー」と「株価」の取得

セルの右上に表示されるアイコンを選択し、リストから「Ticker symbol」を選択。

同様に、セルの右上に表示されるアイコンを選択し、リストから「Price」を選択。

取得した値を下に伸ばすと下記のようにデータが取得できる。

補足 ポートフォリオ作成(Excel版)
(補足)ポートフォリオは、下記のように、「株価」と「保有株数」を掛け合わせ、「グラフ化したい列を選択(B,E)」「挿入タブ」「2-D 円」のグラフを選択し、パイチャートで表示することも可能。


他にも、Excelの機能では、次のような値も取得できる。
Price: 現在の価格
Change: 前日比
Change (%): 前日比(%)
Price (Extended hours): 時間外取引の価格
Change (Extended hours): 時間外取引の前日比
Change % (Extended hours): 時間外取引の前日比(%)
High: 当日の高値
Low: 当日の安値
Open: 当日の始値
Previous close: 前日の終値
Last trade time: 最終トレード日時
52 week high: 52週高値
52 week low: 52週安値
Volume: 出来高
Volume average: 出来高平均
Shares outstanding: 発行済株式数
Market cap: 時価総額
P/E: PER
Beta: Beta
Ticker symbol: Ticker Symbol
Name: 会社名
Official name: 正式名称
Description: 会社概要
Employees: 従業員数
Year incorporated: 設立年
Headquarters: 本社所在地
Currency: 通貨
Exchange: 市場
Exchange abbreviation: 市場の略称
Industry: 業種
Instrument type: 資産タイプ
Numbersで株価を取得(Mac)
1.株価取得

取得したい銘柄のティッカーシンボルを1列目に記入。
2列目に下記のようにSTOCK関数を使用して、1列目を参照。
補足 ポートフォリオ作成(MAC版)
(補足)ポートフォリオは、下記のように、「株価」と「保有株数」を掛け合わせ、「グラフ化したい列を選択(A,D)」「グラフボタン」「2D 円グラフ」を選択し、パイチャートで表示することも可能。

下記のようにチャートが表示される。

他にも、STOCK関数では、次のような値も取得できる。
追跡できる株価の属性
“取引値” (0 または省略):前営業日の取引終了時点における、指定した銘柄の株価。
“名称” (1):銘柄または企業のフルネーム。
“前日比” (2):前営業日の最終取引とその前の営業日の終値との間の差額。その間に取引が成立していない場合は「0」と表示されます。
“前日比 (%)” (3):株価の直近 2 つの終値の騰落率。
“始値” (4):前営業日の株取引開始時点の始値。
“高値” (5):前営業日中の株取引における最高値。
“安値” (6):前営業日中の株取引における最安値。
“時価総額” (7):前営業日の発行済株式の市場価格の総額。1 株あたりの価格に発行済株式数を掛けた値です。
“出来高” (8):前営業日中に売買された株式数。
“利回り” (9):1 株あたりの株価に対する年間配当金の割合。
“1 年目標株価” (10):1 年間の予想株価。株に詳しいアナリストが予想する株価の中央値です。
“52 週高値” (11):過去 52 週間の株価の最高値。
“52 週安値” (12):過去 52 週間の株価の最安値。
“3 か月平均出来高” (15):過去 3 か月間の累積出来高を 22 日で割った月平均。
“beta” (16):市場全体に対する証券や商品の感応度 (システマティックリスク) に関する指標。
“通貨” (19):株価の基準となる通貨。
“年間配当” (20):1 株あたりの年間配当金。
“EPS” (21):1 株あたり利益。企業の当期純利益を発行済株式数 (企業の株主が現在保有している株式総数) で割った値です。
“取引所” (22):株取引が行われる証券取引所 (NYSE、NASDAQ、Euronext など)。
“株価収益率” (23):株価収益率 (PER)。現在の株価を過去 12 か月 (TTM) の 1 株あたり利益で割った値です。
“前日終値” (24):最後の取引が報告された前の取引日の株価の終値。
“コード” (25):銘柄を一意に識別する銘柄コード (ティッカーシンボル)。
取得できる情報の詳細(リンク)
まとめ
下記3つのツールで取得できる情報を整理すると下表の通り。
- Windows Excel
- Mac Number
- Google スプレッドシート

それぞれの特徴を整理すると以下の通り。
- Excelは「時間外の株価」や「会社概要」の取得に長けている。
- Numbersは「配当」「利回り」「目標株価」の取得に長けている。
- Googleスプレッドシートは情報量では劣るが、「OS依存しない点」と簡単に「メール連携」できる点が優れている。
参考になれば幸いです。では!
【参考】他にもPythonで株価を取得する方法を記載しています。
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【Python】3ステップで米国株チャート|Hippen(米国株,python)|note
記事は無料で読めます。 Pythonを使えば、下記の3ステップで下のチャートが取得できます。 1.Googleコラボ(リンク)にアクセス。 2.コードコピペ。 3.実行ボタンクリック。 実質、5分もかからないんじゃないかな? では、やっていきましょう。 1.Googleコラボにアクセス。 Goog...
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