株式投資・雑記

給付金相場の展望(バリュー vs グロース)

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株式投資・雑記
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相場がどうなるか、確実な事は分かりませんが、少し考えている事を記載してみようかと思います。

景気刺激策は1.9兆ドル(200兆円)、給付金は4,420億ドル(45兆円)の規模と言われている。アメリカ市場規模、マネタリーベース、マネストックと比較すると、下記の様な規模感である。


給付金に着目してTesla、NIO、ゲームストップ、ビットコイン、イーサリウム、ドージの時価総額と比較すると、下記の様な規模感である。

この給付金によって、今後の相場がどの様に動くのか少し考えて見たい。

相場の展望

ニュースがでた時に、株価に材料が織り込み済みと言われることがあるけれど、給付金の場合は、これから実際にお金が流れ込んでくるので、その見方は的外れだろう。

みんなが給付金を充てにして借金で先行投資をしていない限りは、織り込み済みというのは考えにくい。(オプション取引や、レバレッジ取引によって、ある程度、似た様な状況になっているだろうけど。)

個人投資家の規模と給付金の影響を読み間違えて、ショートをすれば、ゲームストップの株のように、ショートが焼かれるような展開になる可能性もある様に思われる。

足元の状況を確認するとグロース株が調整した後である事を考えれば、グロース株に投資しても良い気もする。一方で金利が少し下がったが、株価が上がった後に、金利がまた上がりだす展開も考えられるし、アメリカでは、急速にワクチン接種が進んでいて、全ての人に行き渡る量のワクチンを5月末までに確保するとバイデン大統領が言っている状況である。そう考えると、経済再開関連の銘柄やバリュー株が優勢な展開になる可能性もある。

もう一つ気になるのが、コモディティである。経済再開により強くなる需要に対して供給が追い付いておらず、思惑買いを巻き込みながら、コモディティが急騰している事を考えれば、XOMなどの銘柄が強くなる可能性もある。

最悪の展開は、ロビンフッダーの投機的な資金がコモディティに流れ込むことである。これによって、価格転嫁できない企業の業績が悪化しないか中期的には心配である。

グロース株に投資すべきか?バリュー株に投資すべきか?少し悩ましい展開ではある。

そんな中で、仮想通貨はATH(All Time High) に近い位置につけている。ここは、恐らくATHをするような気がする。今週の金曜日から給付金が届きだすとすれば、土日は金利は動かないし、株式市場も空いていないので、投資先が限られる事を考えると、週末は仮想パーティーが発生しそうな気もする。

そして、週明けの月曜日時点の仮想通貨の価格次第では、そのまま、RIOTやMARAやHUTMFやVIHなど仮想通貨関連の株が好調になるのかもしれない。(まぁ、確実な事は分からないのだけど。)

過去の給付金相場を見てみると、大統領の署名後から10営業日程度は、分かり易い相場であり、その後、10営業日程度は循環相場が続いた。それ以降は、単発的に仕手株の花火がどこかで上がるような展開であった。(直近の株価の推移を見てみると、今回は、一度認知された仕手株が並行して上がる展開になりそうな気配もある。)

前回は、IRS(米国内国歳入庁(Internal Revenue Service)に登録されている確定申告等で申請した銀行口座が古く、送金ミスがあったが、1月に送金したばかりだし、確定申告の時期なので、銀行口座が古いというような問題もないだろう。従って、前回よりも更に短いかも知れない点は少し気に留めておいた方が良いかも知れない。

もう少し、銘柄分析的な話をすると、ハードウェアがサブスクリプションの入り口になっているような銘柄に魅力を感じている。例えば、給付金でハードウェアが買われるとすれば、その後、サブスクリプションの収益が期待できる。そういう観点でいうと、赤字でPS5のハードを販売し、ネットゲームの月額課金で回収しようとしているSonyなんかは魅力的なのだが、何せ売り切れていて在庫が無い…機会損失になってしまっていて非常にもったいない状況である。そういう状況下では任天堂の方が良いのかもしれない。後は、テレビのOSに組み込んで販売しているストリーミング端末のROKUなんかが良さそうに思える。経済再開後の需要に未知数な部分があるが、都会から田舎に移住した人も多いと聞くし、ジム通いが難しくなったと考えれば、PTON(ペロトン)なんかも良いのかもしれないと考えている。

とは言うものの、金利上昇に備えてバリュー株も考慮に入れた方が良いのかもしれない。

バリュー株

これまでは、グロース株が好調な相場であったが、例えば、12月21日以降(前回の上院下院で給付金が可決した日)のETFの動きを見ると、下記の様になっている。

出典:TradinView

リターンの良い順にETFを並べると下記の様になっている。

  • VIOV:Vanguard S&P Small Cap 600 Value ETF
  • VTWV:Vanguard Russell 2000 Value Index Fund ETF
  • SPYD:SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF
  • VBR: Vanguard Small-Cap Value Index Fund ETF
  • IVOV: Vanguard S&P Mid-Cap 400 Value Index Fund ETF
  • VIOG:Vanguard S&P Small-Cap 600 Growth Index Fund ETF
  • VTWG:Vanguard Russell 2000 Growth Index Fund ETF
  • IVOG:Vanguard S&P Mid-Cap 400 Growth Index Fund ETF
  • VT: Vanguard Total World Stock Index Fund ETF
  • VTI:Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF
  • VOO:Vanguard 500 Index Fund ETF
  • VBK:Vanguard Small-Cap Growth Index Fund ETF

バリュー株が優位になっているのだ。

特に金利が急騰しだした2月10日以降に着目すると、下落耐性がある様に見える。

経済再開金利高騰の可能性を視野にいれると、短期・中期的にはVIOVやVTWVなどを視野に入れても良いかも知れない。(超長期ではグロースが優位になると思うが…)

その他 予想

予想を少し列挙してみようかと思う。

  • 予想1:各処の証券会社のシステムがダウンする。
  • 予想2:金利が止まっている土日に仮想通貨が上がる
  • 予想3:BTCがAll Time Highを更新する
  • 予想4:週明けに仮想通関連の株が上昇する。
  • 予想5:イーロンマスクがDOGEを匂わすツイートをする。
  • 予想6:金利を無視して株が上がる。(2,3日ぐらい)
  • 予想7:ペロシ氏がオプション取引で株を買っていることが公開される。
  • 予想8:株価操縦の疑いでトランプ氏が…(ないか…)
  • 予想9:何かが上がる。(そらそうやろ。)

1番目と9番目の予想ぐらいしかあたらないかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。皆様の幸運を祈ってます。では。

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