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成長するビジネスとは?(成長のしやすさとは?)Part.2

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経営分析
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前回、成長するビジネスとは?
成長のしやすさとは?という記事を書いた。

成長するビジネスとは?(成長のしやすさとは?)
成長するビジネスとは?(成長のしやすさとは?) 売上が成長する会社とは、どういう会社なのだろう。 多くの企業の財務諸表を見ていて、少し成長のパターンが見えてきたような気がしているので、「経営学の観点」と「財務の観点」を交えて整理しな...

もちろん、成長の裏返しとして、株価の上昇期待を含んでいるのだけど、今回はもう少し踏み込んで株価が上がり易い企業とは?という観点で記事を書いてみたい。

その時の流行やトレンドで、株が買われ過ぎたり・売られ過ぎたりと、変動があるけれど、結局、株価は利益の成長を反映するものだと考えている。

例えば、継続的に利益を出すPER10倍の企業がある場合、株を買い占めて買収すれば、10年で投資資金を回収できることになる。

そういう観点から、株価の足元からの高さを計る指標としてPERは重要だし、利益の伸び率を計るという意味でEPSの成長が重要だと考えている。

では確実に成長する企業(EPS成長)ってどういう企業なのか?と言うアイデアとして、前回の記事では、下記のように書いた。(詳細は前回の記事を読んでみてください。)

経営学の観点から成長を整理すると、

成長する方法としては、「オーガニック」と「M&A」の2種類の方法がある。

成長の方向性としては、「垂直・水平・多角化」の3種類の方向性がある。

そして成長する際に取るべき方法としては、アンゾフの成長マトリックスの「市場浸透」「新商品」「新市場」「新商品・新市場」4つがある。

これを投資の観点で考えると、M&Aは予想がつかないし、事業の成長もリスクが高く未知数である。それよりは、ある程度の勝ちパターンが確立している事業が「オーガニック」に「水平方向」に「新市場」へ成長する方向に投資する方が、確実性が高いように思われる。

更に、財務の観点からCCC棚卸資産回転期間などを見て、資金繰りの良さ売れやすさが見られる業種や商材を扱っている事業が成長しやすいように思われる。

これを具体的に言うと、競争力のある飲食か小売の出店拡大が確度が高い成長パターンに該当するように思われる。

つまり、一つのアイデアとして、

勝ちパターンが確立している「飲食店や小売」のチェーン展開での出店拡大は確実性が高いのではないか?ということだ。

成長するビジネスとは?(成長のしやすさとは?)という問いに対する回答としては、まずますの出来だと思うのだが、株価が上がり易い企業とは?という問いになると少し話は変わってくる。

株価の上昇要因「売上の成長(利益の成長)」ではなく、「EPSの成長」として捉えた場合、利益だけでなく、株数という要素が増える

この場合、EPSを伸ばすという観点で確実性を評価すると、「新しい事業を立ち上げる」よりも「同じ事業を水平に展開する出店拡大」よりも「自社株買い」をする方がリスクは少ない。

株価を上げるために、EPSを伸ばすという視点であれば、自社株買いほど確実な方法はない。

しかし、自社株買いだけを見ていては危険だと思われる。売上(利益)が減少や横ばい状態の企業の株価が上がるとは思えない。場合によっては、自社株買いをする余力が無くなっていくだろう。

その様な観点から、売上が増加していて、自社株買いに積極的な会社を抜粋してみる事とした。

抽出条件は、下記の通り。

  • 有名な企業・個人的に気になっている500社を抜粋。
  • 自社株買いをしている企業を抜粋。
  • 売上が右肩上がりに増加(目視)している企業を85社抜粋。
  • コロナ前の業績を使用。

個人的な好みや人手を介する部分があり、機械的な抽出となっていないが、その点はご容赦願いたい。

では、抽出したデータを見てみよう。

10年間の売上と株数の推移

5,10,15列目の株数の減少率が高いものでソートし、2,7,12列の売上が右肩上がりの物を目視で抽出している。

詳細には投資先の企業を調査する必要があると思いますが、結構、良さげな企業が抽出できているように思います。投資先の企業を選定する際の、第一段階の情報として参考になれば幸いです。

上記を更に、10年間の売上増加が90%以上、自社株買いが15%以上という条件でフィルタリングし、自社株買いでソートした上位24社についてチャートが一覧で見れるようにしておきます。

■上位1位~12位
ORLY,FICO,DPZ,AAPL,CPRT,CTAS,BIIB,SIRI,PHM,IDXX,KMX,DG

■上位13位~24位
V,MSCI,AZPN,MA,SBUX,HUM,TTC,HELE,NKE,MCO,FDS,CMCSA

このリストを見ると、O’Reilly, Domino’s Pizza, Doller General, Starbucksなど、チェーン展開を推進する企業が入っていますね。現在はコロナの影響がありますが、水平展開で事業拡大するという比較的リスクが少なそうな事業で、更に自社株買いを推進している企業は、魅力的にも思えます。

また、FICO,Visa,MasterCard, Moody’s など、金融関連が入っている事が分かります。これらの企業は差別化されている印象が強く、モートの強さ、自社株買いができるだけの収益性の良さを表しているようにも思えます。更に、有名どころでは、Apple,Nikeなどが入っていますね。

この他にも、個人的に注目している銘柄がいくつか入っていたりします。

何かの参考になれば幸いです。

おまけ 何が起こるか分からない

コロナ発生なんて予想できなかったし、その影響で日本で在宅ワークが普及するなんて思ってもみませんでした。世の中、何が起こるか分からないものです。

そんな不確実性が高い世の中で、確からしいものってなんだろうか?と自分なりに考えて見たのが、前回と今回の記事です。

個人的には、資金を成長につぎ込む企業に魅力を感じていたのですが、より確実性の高い投資とは何だろうかと考えを突き詰めていった結果、自社株買いについて、評価を改めつつあります。そのような思考過程を整理してみました。

世の中、何が起こるか分からないという点で言えば、過去に経験した話をしてみたいと思います。

小学生の時、帰りの会で先生に褒められたことがありました。
「○○君は、廊下に落ちているゴミを拾っていた。偉い!みんな見習うように!」
私は、真っ赤になって俯きました。
先生は、褒めているのに恥ずかしがるなんて、謙虚な子だなぁと思ったかも知れません。

落ちているゴミを拾っていた部分だけを、切り取ると、なんて人格者なんだと思われるかもしれません。まぁ、人格者なのは、その通りなのですが、少し遡って状況を説明させて下さい。

給食で牛乳とストローが配られるのですが、ストローはビニールで包装されています。コツがいるのですが、包装しているビニールを上手く引っ張ると、破れずに2倍、3倍に伸びるのです。この長さを競う「ストロー伸ばし」が友人の間で流行っていて、私は記録保持者でした。

給食の時間になると、女子からストローの袋を貰ったりしながら、誰が一番長く伸ばせるか、友人達と競っていました。そんなある日、廊下を歩いていると、ストローの袋が落ちているではありませんか!

私は落ちている宝物を見つけて、ウキウキで手に入れたのです。
後ろから、先生に見られているとは知らずに…。

そして、それが、先ほどの帰りの会に繋がるのです。

「○○君は、廊下に落ちているゴミを拾っていた。偉い!みんな見習うように!」
違うんです。偉くないんです。私は、欲望のままに宝物を手に入れただけなんです。話が大きくなり過ぎて訂正も出来ず、恥ずかしくなって私は、真っ赤になって俯いていたのです。

私は、その日以来、ストロー伸ばしを引退しました。

ストロー伸ばしをしているところを見られて、先生の誤解が解けようものなら、褒めてくれた先生に申し訳ないような気がして、また、恥ずかしくて誤解を解かなかった事に罪悪感を感じて、惜しまれながらも、少し早い選手生活に幕を下ろしたのです。

そんな誤解が解けないまま、月日が経たったある日、突然、話がよみがえります。保護者面談を終えて帰ってきた母親が父親に嬉しそうに話しているではありませんか!

「うちの子は、自主的にゴミを拾っていて偉い!って褒められたわよ。」

ストロー伸ばしで遊んでいただけなんです…

「爪の垢を煎じて飲ませたい。って言われたわよ。」

ストロー伸ばしで遊んでいただけなんです…

「どうやって、育てたらそんな子に育つのか教えて欲しいと言われた。」

夢中でストロー伸ばしをしていただけなんです…

 

そんなこんなで、夕飯はステーキでした。

なんか、いろいろ申し訳なくなりながら、肩身の狭い思いで夕飯を食べた記憶があります。

世の中とは、何が起こるか分からないものです。

夢中でストロー伸ばしの道を極めていたら、先生に褒められて、家庭円満になって、ステーキがでてきたという話でした。

何の話か分からなくなりましたが、何かの参考になれば幸いです。

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